平成25年6月29日
第4回東海呼吸ケア・リハビリテーション研究会に参加しました。
主な内容はRST(Resperatory Support Team:呼吸サポートチーム)に関することでした。RSTは、医師・看護師・理学療法士・臨床向学技師・歯科医師・歯科衛生士・事務などがチームを組んで、科目の垣根を超えてチーム全体で患者様を支えようとするものです。
RSTの目指すものとしては、
① 人工呼吸器からの早期離脱
② 人工呼吸器の安全管理
③ 合併症(VAP,「Ventilator – Associated Pneumonia」)人工呼吸器関連肺炎の予防
が挙げられます。
いくつかの演題や教育講演がありましたが、中でも印象に残ったのは、名古屋大学医学部附属病院リハビリテーション部 水野先生の発表された「酸素濃縮器とインスピロン(ネブライザー機能付きベンチュリー装置)を接続し、在宅でもエアロゾル(煙霧体)が患者様に届くように配慮した」という内容でした。今まで、インスピロンを在宅で行うのは不可能だと思い込んでおりましたので、今後の在宅看護に役立てたいと思いました。
RSTの認知度が低く、今後いかに認知度を上げていくかが課題であると皆さん口を揃えて、おっしゃっていました。