みなさんいかがお過ごしでしょうか?4月も中旬となり、新生活がスタートされた方も多くみられるでしょう。
私ども、中部メディカル訪問看護ステーションは、精神科疾患の利用者も何人かみえますが、その中で最も多い疾患が認知症です。
認知症に気づくきっかけ分かれば、看護者の関わりも楽になるのではないでしょうか?特に、一緒に暮らしている方なら、なおさら分かり易いと思います。
例えば、性格の変化。今までとは違う反応、対応優しい人が些細な話題で急に怒り出す。笑わない人が冗談を言った。手を挙げたことがない人が人を叩いたりする。
そして、反対に、朗らかに変化したり、穏やかになる人もいます。
ネガティブの変化には家族には大きな負担がかかります。こんな場合は、早目の医療機関の受診が必要です。
それでは、在宅での対応はどうしたらいいのでしょうか?
感情的になったり変化を受け入れられず、否定してしまうと、本人はますます戸惑い、イライラを募らせます。今までは普通に出来た意見交換ですら、口論に発展したり、強い不快感を示したりすることがあります。そのような場合は、一旦、その話題から離れる癖をつけましょう。明るい変化の場合は、一緒にたくさん笑うことが何よりの元気の元になります。体が健康であれば、ぜひ外食やお散歩、外の世界をたっぷり一緒に楽しんで良い思い出を重ねましょう。楽しい記憶が増えることもまた、元気を長持ちさせる秘訣といえます。
私達の訪問看護ステーションのスタッフも利用者様のお宅に訪問し元気のおすそ分けが出来る様に頑張って行きます。